下の表は依存症において代表的な、アルコール・ギャンブル依存症のチェックリストです。
その他の依存に悩む方には、嗜癖の定義である
「日常生活に支障が出るほど、ある習慣にのめりこんでいる状態」
をひとつの判断基準にしてみてください。
依存症は、自力では治すことの難しい病気です。
ひとりで悩まずに、ご相談ください。
発見が早ければ早いほど、回復までの時間が早いと言われています。
またチェック項目が少ない場合でも、
心配事がある場合はお気軽にご相談ください。
AUDIT(The Alcohol Use Disorders Identification Test)とは、
WHOの調査研究により作成された、アルコール依存症のスクリーニング(分類)テストです。
どれくらいの頻度でアルコール飲料を飲みますか?
飲酒時は平均して、純アルコール換算で1日にどれくらいの量を飲みますか?
ビール中瓶1本=20g、日本酒1合=22g、焼酎(25度)1合=36g、ウィスキーダブル(60ml)=20g、ワイン1杯(120ml)=12g
どれくらいの頻度で、一度に純アルコール換算で60g以上飲むことがありますか?
過去1年間に、飲み始めると止められなかったことがどのくらいの頻度でありましたか?
過去1年間に、普通だと行えることを飲酒をしていたためにできなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか?
過去1年間に、深酒の後、体調を整えるために、朝の迎え酒をせねばならなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか?
過去1年間に、飲酒後、罪悪感や自責の念にかられたことが、どのくらいの頻度でありましたか?
過去1年間に、飲酒のため前夜の出来事を思い出せなかったことが、どのくらいの頻度でありましたか?
飲酒のために、あなた自身がけがをしたり、あるいは他の誰かにけがを負わせたことがありますか?
肉親や親戚、友人、医師、あるいは他の健康管理に携わる人が、あなたの飲酒について心配したり、飲酒量を減らすように勧めたりしたことがありますか?
SOGS(サウスオークス・ギャンブリング・スクリーン)は、
アメリカのサウスオークス財団がギャンブル依存症の診断のために開発した質問表です。
ギャンブルで負けたとき、負けた分を取り返そうとして別の日にまたギャンブルをしたことがありますか?
ギャンブルで負けたときも、勝っていると嘘をついたことがありますか?
ギャンブルのために何か問題が生じたことがありますか?
自分がしようと思った以上にギャンブルにはまったことがありますか?
ギャンブルのために人から非難を受けたことがありますか?
自分のギャンブル癖やその結果生じた事柄に対して、悪いなと感じたことがありますか?
ギャンブルをやめようと思っても、不可能だと感じたことがありますか?
ギャンブルの証拠となる券などを、家族の目に触れぬように隠したことがありますか?
ギャンブルに使うお金に関して、家族と口論になったことがありますか?
借りた金をギャンブルに使ってしまい、返せなくなったことがありますか?
ギャンブルのために、仕事や学業をさぼったことがありますか?
ギャンブルに使うお金はどのようにして作りましたか?またどのようにして借金をしましたか?該当するものには全てチェックを入れてください。
診断はあくまで目安にすぎません。
日常生活に支障が出るほどのめり込んでいて、本人や家族が困っていたら、
それは何らかの助けが必要な状態と言えるでしょう。
専門機関での相談をお勧めします。